都立進学重点校受験生にオススメ本
哲学・思想系課題文に慣れるための推薦図書を
ランキング形式で案内したいと思います。
受験生だけではなく、
中学1,2年生も読んでおくべき推薦図書です。
国語が苦手な人も
国語の力をさらに伸ばしたい人も
ぜひとも読んでみてください。
第1位
『高校生のための現代思想エッセンス ちくま評論選』 第二版
https://amzn.to/2KDlUG9
「高校生のための」と銘打ってありますが、
進学重点校を目指すみなさんは、
中学生から読みましょう。
なんと、まもなく第二改定版が出版予定!
しかも、この評論選、
都立高校の先生が編纂してますからね。
もとの第一版もおすすめです。
斎藤環、斎藤美奈子、東浩紀、
國分功一郎、上野千鶴子、大澤真幸、
野矢茂樹、柄谷行人、内田樹、
丸山眞男、永井均、石原吉郎、
見田宗介といったそうそうたるメンツ。
いやー、贅沢ですよ。大人が読んでもおもしろいです。
第2位
『高校生のための科学評論エッセンス ちくま科学評論選』
https://amzn.to/2KE5fm2
第2位もちくま(笑)!
しかも、この本、こちらもまもなく出版予定!
ちくまの回し者ではけっしてございませんが(笑)、絶対買いです!
「AIに負けない知性のために」なんて煽り文句も、挑戦的です。
わからなくても、背伸びをして中学1,2年生も読んでおきましょう!
第3位
鷲田清一『じぶん・この不思議な存在』講談社現代新書
https://amzn.to/2E0CCil
鷲田先生の文章は教科書に載っている限り、
しばらく入試でも出題され続けるでしょう。
鷲田先生の多数の著作の中でも、
中学生でも読みやすいものを選びました。
第4位
西谷修『戦争とは何だろうか』ちくまプリマー新書
https://amzn.to/2PZ3NjT
西谷先生の文章も入試でよく出ますからね。
こちらも中高生向けに書かれた西谷先生の著作です。
戦争と正義について考えます。
第5位
マーサ・C・ヌスバウム『経済成長がすべてか?―デモクラシーが人文学を必要とする理由』岩波書店
https://amzn.to/2PZvs4j
上記に挙げた本を読むことができたのならば、
さらに背伸びをしてみましょう。
グローバル資本主義を批判的にとらえる視点について
論じる文章を数多く見かけます。
グローバル資本主義の巨大な流れに対して、
今求められる人文知のあり方、
人文知の本質、人文知の力を知ってください。
他者と語り、相互理解を深め、共有しあえる「共通知」、
それが「人文知」と呼ばれるものです。
これはすなわち、
価値観や思考様式が異なる他者と相互理解を図り、
共に生きる道を探求し、
新しい世界観やモノの見方を創発する知です。
新しい時代を切り開く、
AIにも負けない知があることを知ってください。