2023年度:全国公立高校入試分析【小説文・評論文出題ランキング】 - 名門公立高校受験道場 - 高校受験における塾講師を厳選

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2023年度:全国公立高校入試分析【小説文・評論文出題ランキング】

23年08月12日

 

名門公立高校受験道場流

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出題NO.1の小説文は?①

 

3都道府県(都立自校作成校も含む)

での出題で1位が2作品

 

出題NO.1の著者を1位にします。

 

都立墨田川

新潟県

愛知県

 

で出題!

 

瀧羽麻子『博士の長靴』

 

 

天気を変えることはできない。
人間も、他の生きものも、あるがままを受け入れるしかない。

天気の研究に生涯をささげた藤巻博士。博士一家・四世代の歴史と、彼らとの出会いで変化していく人々の生きざまや家族の在り方を丁寧に描いた傑作連作短編小説。

 

佐賀県

で出題。

 

瀧羽麻子『もどかしいほど静かなオルゴール店』

「ゆびきり」

 

 

 

「耳利きの職人が、お客様にぴったりの音楽をおすすめします」
ここは、お客様の心に流れる曲を、世界でたったひとつのオルゴールに仕立ててくれる、不思議なお店。
"小さな箱"に入っているのは、大好きな曲と、大切な記憶……。

北の小さな町にあった『ありえないほどうるさいオルゴール店』が、最果ての南の島で、リニューアルオープンしました!
今回も、7つの物語が奏でる美しいメロディーに載せて、やさしい涙をお届けします。

* * *
島を出て行った初恋の人を想い続ける郵便屋さん、音楽を捨てて都会からやってきた元ミュージシャン、島の神様の声が聞こえるババ様……彼らの心にはどんな音楽が?

みんな必ず、小さな寂しさを秘めています。
でも、自分で気づいていない「本当の気持ち」も、
他人に知られたくない、「密かな想い」も、
音楽となって、あなたの心に流れているのです。
そして、美しい旋律を奏でています。

 

大分県

で出題!

 

瀧羽麻子『ひこぼしをみあげて』

 

 

中学生になった千春は、友人の那彩にひっぱられて天文部にはいる。
そこには、熱血星オタクの二階堂先輩、寡黙でミステリアスな片瀬先輩、話のわかる顧問の葉山先生など、個性豊かな面々がそろっていた。
千春は、次第に片瀬先輩のことが気になっていく……。
等身大の女子中学生を描いた成長物語、第2弾。

 

出題NO.1の小説文は?②

 

今回は同率1位の作品。

 

山形県

埼玉県

千葉県

 

で出題!

 

逸木裕『風を彩る怪物』

 

 

 

命を懸けて紡ぐ音楽は、聴くものを変える。
「この楽器が生まれたことに感謝しています」
圧巻! 『蜜蜂と遠雷』以来のスペシャルな音の洪水。
とんでもない作品に出合ってしまった……。
――ブックジャーナリスト 内田 剛さん
二人の十九歳が〈パイプオルガン〉制作で様々な人と出会い、自ら進む道を見つけていく音楽小説。

「私たち、本当は何になりたいの?」
音大受験に失敗した名波陽菜は自信を取り戻すため、姉の住む自然豊かな奥瀬見にきていた。フルートの練習中に出会ったのは、オルガン制作者の芦原幹・朋子親子。同い年の朋子と〈パイプオルガン〉の音づくりを手伝うことに。だが、次第にオルガンに惹かれた陽菜はこのままフルートを続けるべきか迷ってしまう。中途半端な姿に朋子は苛立ちを募らせ、二人は衝突を繰り返す。そんな中、朋子に思いもよらぬ困難が押し寄せる! 絶望に打ちひしがれながら、オルガン制作を続けるか葛藤し、朋子は〈怪物〉を探しに森の中に入っていくが……。果たしてオルガンを完成させることはできるのか?

 

 

出題NO.3の小説文は?

 

3位は3作品同時ランクイン!

 

青森県

群馬県

 

で出題!

 

我孫子武丸『残心 凛の弦音』

 

 

 

ちょっと一生懸命すぎる普通の少女、人生と弓道に悩んでます―― 。弓道部主将となった翠星学園高校三年生の篠崎凜。ひたむきに弓道に打ち込んできたが自分の進む道がわからなくなる。弓道とは、生きるとは、なんだろう? たのしくて胸にくる、青春ときどきミステリー小説!

 

2作品目も弓道がテーマ!

 

石川県

島根県

 

で出題!

 

碧野圭『凛として弓を引く』

 

 

 

武道は奥深く、恋はまだほのか。弓と自分、あるのはそれだけ。
ドラマ化『書店ガール』著者の新シリーズ。
(あらすじ)高校入学目前、矢口楓がふと足を踏み入れた神社の片隅にみつけた弓道場。おとなたちに交じって弦音(つるね)を響かせる少年の凛々しい姿に魅せられ、そこの弓道会に入門することに。人見知りの女子高生が日本古来の弓道の奥深い魅力に目覚め、新しい世界の扉を開いていく青春エンタテインメント小説!【書き下ろし・講談社文庫50周年記念作品】
カバーイラストはアニメイターの新井陽次郎。

 

 

弓を引くときはひとり――。
でも、私には仲間がいる。

ドラマ化&大ヒット!『書店ガール』の次は「弓道ガール」!
汗と涙と感動と――全てがつまった胸アツ「弓道×青春」エンターテインメント!

 

弓道をはじめて一年。初段を取り、高校二年生になった矢口楓は、後輩の高坂賢人にのせられ、廃部になった弓道部を復活させることに。しかし、校内に弓道場もなければ、入部希望者もなかなか集まらない。意図せず部長になり不安にかられる楓に、次々と難題が降りかかる。弓道女子の奮闘を描く傑作青春小説!

 

3作品目はこちら。

 

茨城県

和歌山県

 

で出題!

 

佐藤いつ子『ソノリティ はじまりのうた』

 

 

 

東大王推薦!気弱な少女が歌を通じて自分を解き放つ【音楽×青春】物語。

2023年の受験国語に続々出題!
ーー
学習院中等科
桐朋女子中学校・高等学校
桐蔭学園中学校 ・高等学校・中等教育学校
開智未来中学校
洗足学園中学高等学校
立命館中学校・高等学校
春日部共栄中学校
鶴見大学附属中学校
京華中学校
浦和実業学園中学校
京都女子中学校・高等学校
東京都立産業技術高等専門学校
茨城県公立高校
和歌山県公立高校
ーー
「俺たちにも才能、あるんじゃね?」
「自分よりすごいやつがそばにいても、差を見せつけられても、それでも絶対めげない才能」

吹奏楽部というだけで、合唱コンクールの指揮者を任されてしまった中学1年生の早紀(さき)。
内気な彼女が、天才ピアニストの幼なじみ、合唱練習に来ないバスケ部のエースなど、個性的なクラスメイトたちとの関わりを通じて自分を解き放っていく。
しかし本番直前、思わぬアクシデントが起こり ……

仲間とともに何かをつくりあげる達成感、悩みもがきながらも「自分らしさ」を模索する中学生たちの内面、みずみずしい人間ドラマをまっすぐに描いた、珠玉の成長物語。

 

  

前年の2022年度の頻出作家の作品は

2023年度ではどう出題されたのかを

 

ゆるゆる検証!

 

2022年度

 

兵庫県

広島県

鹿児島県

都立西

 

で出題された。

 

鈴村ふみ『櫓太鼓が聞こえる』

 

 

  

市川紗椰さん推薦!!
引っ込み思案だけど真っすぐな篤。ストイックな部屋頭の武藤さん。ちゃんこ長で心優しい山岸さん。マザコンの宮川さん。どのキャラクターも愛おしい!

17歳の篤は高校を中退し、現実から逃げ出すように叔父の勧めで相撲部屋に呼出見習いとして入門。関取はいないし弟子も少ない弱小部屋の朝霧部屋で力士たちと暮らすことになる。ベテラン呼出の進さんに教えを乞うが、引っ込み思案の篤は本番で四股名を間違えて呼ぶなど、しくじってばかり。焦りや葛藤を覚えながらも、日々土俵で声を張り、少しずつ成長していく。第33回小説すばる新人賞受賞作。

  

2023年度はこちら。

 

長野県

 

で出題。

 

鈴村ふみ『大銀杏がひらくまで』

 

 

 

 

2人目はこの作家!

 

2022年度は

 

東京都

熊本県

大分県

 

で出題!

 

村山由佳『雪のなまえ』

 

 

 

つらいことから
どうして逃げちゃいけないの?

【著者からのコメント】
「自分探し」の記憶はあまりありませんが、
「居場所探し」はつい最近まで
くり返してきた気がします。
心安らげる居場所がないのは不安なことです。
つい、間違ったものに
しがみつきたくなってしまう。
ここにいていいのだと信じられる場所、
ほんとうの自分を受け容れてもらえる場所さえ
見つかったなら、誰もがもっと生きやすくなるし、
自信を持てるし、
ひとに優しくなれるんじゃないか。
そうした場所を見つけようとして
今までいた場所に別れを告げるのは、
決して〈逃げ〉ではないんじゃないか──。
今作『雪のなまえ』は、
そんな思いをこめてつづりました。
時にすれ違っても、みんながお互いのことを
思い合う物語です。
若い人にも、かつて若かった人にも、ぜひ。

「夢の田舎暮らし」を求めて父が突然会社を辞めた。
いじめにあい登校できなくなった
小学五年生の雪乃は、
父とともに曾祖父母が住む長野で暮らしを始める。
仕事を諦めたくない母は東京に残ることになった。

胸いっぱいに苦しさを抱えていても、
雪乃は思いを吐き出すことができない。
そんな雪乃の凍った心を溶かしてくれたのは、
長野の大自然、地元の人々、
同級生大輝との出会いだった――。

ほんとうの自分を受け容れてくれる場所。
そこを見つけるため、
今いる場所に別れを告げるのは、
決して逃げではない。

 

2023年度は

 

兵庫県

 

で出題!

 

村山由佳『星屑』

 

 

 

この子たちを輝くスターにしてみせる――。

田舎者のミチルと、サラブレッドの真由。
過酷な芸能界で、少女たちをスターダムに押し上げようとする女性マネージャーの前に立ちはだかる壁……。迫真の芸能界小説の誕生!

 

必死にもがく少女たちと、様々な思惑で動く大人たちが織りなす、息もつかせぬ痛快長編!

大手芸能プロ「鳳プロ」のマネージャーながらも、雑用ばかりでくさっていた桐絵は、博多のライブハウスで歌う16歳の少女・ミチルに惚れ込み、上京させる。鳳プロでは、専務の14歳の娘・真由を大型新人としてデビューさせることが決まっており、ミチルに芽はないはずだった。しかし彼女のまっすぐな情熱と声は周囲を動かしてゆく。反りが合わずに喧嘩ばかりの二人。妨害、挫折、出生の秘密、スキャンダル……その果てに少女たちが見るものは──。ド・エンタメのスター誕生物語が完成しました!

 

 

出題NO.1の評論文は?

 

3都道府県で出題され2023年度、NO.1

 

神奈川県

新潟県

福井県

 

で出題!

 

ハナムラチカヒロ『まなざし革命』

 

 

 

 

 

山極壽一氏(人類学者)推薦!
情報が溢れる現代社会に気鋭のランドスケープアーティスト(風景異化論)が贈る、この時代に「溺れない」ための選択と思考法。常識・感染・平和・情報・広告・貨幣・管理・交流・解放――9つのキーワドから現代社会を読み解き、自分の「まなざし」の「盲点」(=思い込み)を知る。

◉山極壽一氏(人類学者)推薦文
「過剰な情報が飛び交い、民主主義の非常事態に直面する 私たちに、時代の真実を見抜き、この閉塞感から解放される まなざしを与えてくれる。」

◉「はじめに」より
私はこれまで「モノの見方」とその「デザインの方法」を研究してきた。通常、デザインと言うと、何かの対象物を設計することを指している。だが、私の研究してきた「風景のデザイン」は、眺められる対象物や環境だけではなく、眺める側にいる「自分の見方」も設計の対象にしている。同じ場所や同じ出来事であっても、私たちの見方が変われば、大きく意味や価値が変わる。だから新しい見方を設計すれば風景は新しくなると考え、「まなざしのデザイン」と いう概念のもと、これまで実践的な研究を進めてきた。(中略)/本書では、各章で社会の広い範囲にわたるトピックを取り上げ、それぞれで当たり前になっている私たちの盲点の見取図を描いた。それによって私たちの見方が何かに囚われている可能性について一緒に考えるプロセスを辿りたい。特に、「なぜ私たちが囚われるのか」について確認することを通して、どうすればそこから解放されるのかも一緒に考えられればと思う。/そして同時に、この2020年から続くパンデミックとは一体どういうものであり、そこで何が起こっているのか、そしてそれらをどのように考えればいいのかということも、全体を通して考察している。(中略)この状況の全体像を理解したい人や、社会の異様さに一度立ち止まって冷静に考えたい人、自分が何かを選択する上で間違えないようにするためのヒントを得たい人には、この本が示す考察が有益なものになると思っている。

 

 

出題NO.2の評論文は?

 

評論文、出題第2位は、2冊同時ランクイン。

 

まずはこちら

 

秋田県

山口県

 

2都道府県で出題!

 

工藤尚悟『私たちのサスティナビリティ』

 

 

 

企業のCSR活動や国連のSDGsで注目をあび、社会に浸透し始めた「サステイナビリティ」という概念。気鋭の研究者である著者は「私たちが将来にわたって持続していきたいことを考え、それをまもり、つくり出し、次世代につなげていくこと」と定義する。具体的な取り組みも紹介しつつ、若い世代にむけてわかりやすく解説する一冊。

 

 

そして、2冊目はこちら。

 

宮城県

佐賀県

 

で出題!

 

伊勢武史『2050年の地球を予測する』

 

 

 

異常気象がほぼ毎年起こったり、伝染病が拡大したり、シロクマが絶滅するかも? そうなる前に、ほんのわずかな兆候に気づいて、対策することが大事!!

 

  

2022年度の頻出評論文は

2023年度にどう出題されたのか?

 

ゆるゆる検証!

 

2022年度

 

福島県

長野県

奈良県

 

で出題!

 

藤田正勝『はじめての哲学』

 

 

  

なんのために生きるのか? と考える自分とはなんだろう? 哲学の問いは、いつも私たちの日常の中から生まれてきました。「自己」「生と死」「真理」「実在」「言葉」……古代から現代まで、人間が考え挑み続けてきた根源的な問いの数々を、やさしい言葉で一から解きほぐします。予備知識は不要です。ようこそ、哲学へ。

  

教養体育教師、知的突破力養成講座

でも扱いました!

 


www.youtube.com

 

2023年度では

 

大分県

 

で出題されました!

 

もうひとつの作品はこちら。

 

2022年度

 

長崎県

 

で出題!

 

西研『しあわせの哲学』

 

 

 

人が元気に喜びをもって生きていく、そのために必要なことは何か

「哲学」という営みが誕生して2500年ものあいだ、追求され続けてきた根源的なテーマ「しあわせ」。哲学の歴史とは、人が「しあわせ」を追い求め続けた歴史とも言える。人は、どうすれば「しあわせ」を感じ取ることができるのか。哲学者は、どのように「しあわせ」を見出していったのか。ソクラテスの「対話」、ハイデガーの「可能性」、ニーチェの「永遠回帰」……本書ではまず、哲学が生まれてから現在まで、それぞれの哲学者が時代ごとに考え抜いた思想のエッセンスを紹介。加えて、先行きの不透明さに不安を感じるいまだからこそ「哲学思想」という道から、人がしあわせに生きるために必要な考え方を提示する。

 

教養体育教師、知的突破力養成講座

でも扱いました!

 


www.youtube.com

 

2023年度は

 

熊本県

 

で出題!

 

最近は、哲学・思想系評論文の出題が増えています。

是非、慣れておいて欲しいなと思います。

 

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