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大阪府の数学C問題対策!突破への重要ポイント!!(4)

19年01月25日

大阪C問題を突破するための記事第4弾です。

今回も予告通り『整数』です。

整数はこれでひと段落となります。

 

大阪府の数学C問題対策!突破への重要ポイント!!

大阪府の数学C問題対策!突破への重要ポイント!!(2)

大阪府の数学C問題対策!突破への重要ポイント!!(3)

さて、今回扱う問題は、

はい!何と

2018年度京都西京の問題

 

 

いや、いや、いや、お前は大阪の担当やろ?

というツッコミはごもっともなのですが、

こういう問題がそろそろ大阪でも出そうだって事なのです。

 

語りたい事が多いので、少しずついきます。

 

まず、前提として何故n≠−2であるか説明出来ますか?

これは分母が0になるからダメなのです。

 

『÷0はルール違反』

中学内容では大して気にしていなくても

問題を解く上で不都合は起こりませんでした。

 

今までは!

 

しかし、今後この問題のように

分母に文字を含んだ多項式を扱う問題が

出題される可能性は十分にあり得ます。

 

よって、問題に注意が無くとも

自分で分母を0にするような解は

排除できるようになりましょう!

 

前置きが長くなりましたが、解き方です。

 

 

ちょい注意

これはトップ校受験者でもたまにミスる人が居ます。

分母の多項式を払いたい場合は

その式を丸ごと両辺に掛けましょう。

 

文字だけとか数字だけ掛けても分母は払えません。

 

ポイント①

(n+2)を無理やり作って辻つまを合わせます。

要は因数を無理やりつくるわけです。

 

ポイント②

掛けて1になる整数の組み合わせを全て書き出します。

 

今回は右辺の数が1なので楽ですが、

右辺の数の約数が多いと当然パターン分けは増えます。

 

その場合でも根気よく追い込みましょう。

 

 

ポイント①

さて、解答1の方法も悪くは無いですが、この形を見て下さい。

第3弾までにお話してきた、(整数)=(分数)

の形です。

 

つまり、このまま進めて問題無いと考えましょう。

 

ポイント②

次は積の形を作りたいところですが、

分母分子共に因数分解は出来そうにない。

 

こういう時は分母(n+2)を分子の中に作って、

整数部分と分数部分に分けましょう。

 

何かややこしいなー…と思うかもしれませんが、

過分数を帯分数に直してるだけね!

 

こうすればnが一ヶ所になるので処理しやすいのです。

 

(解答3)

3パターン目はいつでも出来るわけでは無いですが、

気付けば早いというもの。

 

n+2、n+3は連続する整数です。

 

この問題は連続する整数の小さい方の数で

大きい方を割り切ろうとしているのです。 

 

ちょっと調べればすぐに分かりますが、

分母の絶対値が1の時しか無理ですね。

 

よって、分母を±1にするようなnが解となります。

 

ちょっと付け加えると、

連続する整数は公約数を持ちません。

(互いに素といいます。)

 

高校数学の証明では何気によく使うので、

覚えておくと良いですよ!

 

以上で第4弾は終了です。

 

第4弾までの裏テーマとして、

高校に入ってからも使える考え方や式変形を

身に付けるという事を意識しています。

 

高校に進学し、

整数の分野や積分で効力を発揮する

時限爆弾になれば嬉しいです。

 

また、大阪C問題についてお伝えしていきます。

 

京橋数学塾A4U

 

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