「岩手県・理科・大問2(4)」2022年度:高校入試!【最新入試問題×新傾向】! - 名門公立高校受験道場 - 高校受験における塾講師を厳選

名門公立高校受験道場 - 高校受験における塾講師を厳選 > 名門道場ブログ > 道場ブログ > 「岩手県・理科・大問2(4)」2022年度:高校入試!【最新入試問題×新傾向】!

「岩手県・理科・大問2(4)」2022年度:高校入試!【最新入試問題×新傾向】!

22年06月29日

 

名門公立高校受験道場流

『自学力の育て方』

全国の書店で大好評!発売中!

 

https://amzn.to/3HfniwM

 

2022年度:高校入試!

【最新入試問題×新傾向】ピックアップ問題!

 

2022年度:岩手県・理科・大問2(4)

 

滝沢進学塾

 

 

新潮流な要素

 

1.会話形式の問題文が増えている

2.日常生活での事象を題材にしている

3.知識の活用や見方・考え方を重視している

 

問題の解説

 

まずは、問題文を分析してみましょう。

 

生徒:図2のように動滑車を使うと、

図1(定滑車)と比べて小さな力で

物体を持ち上げることができるんですね。

 

先生:そうです。でもその分、

物体を同じ高さだけ持ち上げるためには、

糸を引く距離は長くなりましたね。

 

(中略)

 

先生:のぼり坂のときは、図4のように

後輪の歯車を大きなものにかえることで

小さな力で坂を上ることができます。

 

問題文中の赤字に注目すれば

「仕事の原理」であることに気づくはずです。

 

ここで、仕事の原理について簡単に説明しておきます。

 

仕事(J)=力の大きさ(N) × 力の向きに動いた距離(m)

上の式から、仕事の大きさ(量)が同じであれば、

力が1/2倍になると距離は2倍になる。

 

自転車の場合は、スタート地点から上り坂を上って

同じ高さの地点まで到達すると考えれば、

自転車に乗っている人の仕事の大きさは同じになる。

 

次に、後輪の歯車を大きなものにかえたとき、

前輪のペダルの回転数とチェーンの移動距離が

どう変わるかについて確かめてみましょう。

 

下の図の滑車を図3と図4の後輪の歯車に見立てると、

 

歯車の半径が2倍になると引く力は1/2倍になるので、

図3に比べて図4は坂を上るときに

ペダルをこぐ力は小さくなる。

 

また、ペダルの回転数とチェーンの移動距離の関係は

下図のようになる。

 

したがって、図3に比べて図4は

後輪の歯車を1回転させたとき、

前輪のペダルの回転数は増加する。

 

まあ、変速付き自転車に乗ったことがある人は

感覚で分かると思いますが…。

 

攻略法

 

理科では、身近に起こっている現象に興味を持ち、

その原理をより深く理解することが重要になってくる。

 

そのために、「仕事の原理」などの理科用語が

どんな内容なのかを言葉だけでなく、

図やモデルなどを使って説明できるようにしてほしい。

 

また、入試の新傾向として、日常生活の現象を取り上げ、

会話形式により科学的な見方や考え方を問う

問題が増えている。

 

科学的な見方や考え方は、

短期間で身につくものではないので、

普段勉強するときに解説をよく読んだり、

教科書を確認したり、ネットで検索したりして、

自分から理解しようと努めてほしい。

 

最後に、今回は取り上げませんでしたが、

計算問題も基本的なものから応用的なものまで、

入試ではよく出題されているので、

早めの対策を心がけてください。

 

今回の担当は歳弘先生でしたー!

滝沢進学塾

 

名門公立高校受験道場流

『自学力の育て方』

全国の書店で大好評!発売中!

 

https://amzn.to/3HfniwM

 

 

 

TOP