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今回はここ数年の頻出で今年も出題された出典。
稲垣栄洋(植物学者)
を取り上げていきます!
今年も2県で出題されました!
『雑草の成功戦略』
2022年:秋田県
踏まれて、ひしゃげて…なお伸びる!
たくましく、したたかな雑草の生き方が、
逆境に立ち向かおうとする人たちに
与えてくれるメッセージ。
厳しい競争社会を生き残る秘訣は
「強さ」ではない、「戦略」だ!
『はずれ者が進化をつくる』
2022年:沖縄県
2021年:鹿児島県
「平均の人間」なんて存在しない。
個性の数は無限大。
生き物各々が異なっているのには理由がある。
唯一無二の生命をつなぐための生存戦略がここにある。
いままでの出題まとめ!
『残しておきたいふるさとの野草』
2021年:大阪府
雪の中からひょっこり顔を出したフキノトウ、
パラボラアンテナのように
春の日差しを集めるフクジュソウ、
田んぼ一面に咲き誇るレンゲ、
ひっそりと咲く可憐なカタクリ、
でんでん太鼓にしたナズナ、
草笛にして遊んだピーピー草、
風に揺れるススキの銀の穂波、
真っ赤に染まったカラスウリ、
そして、遠い万葉や紫式部の時代から
愛でられてきた秋や春の七草など、
日本の原風景を彩る、
どうしても残しておきたいふるさとの野草を描く。
『植物はなぜ動かないのか』
2017年:石川県
2017年:愛媛県
2017年:熊本県
2020年:島根県
自然界は弱肉強食の厳しい社会だが、
弱そうに見えるたくさんの動植物たちが、
優れた戦略を駆使して自然を謳歌している。
植物たちの豊かな生き方に楽しく学ぼう。
『雑草はなぜそこに生えているのか』
2019年:北海道
2019年:静岡県
2019年:広島県
「抜いても抜いても生えてくる、粘り強くてしぶとい」
というイメージのある雑草だが、実はとても弱い植物だ。
それゆえに生き残りをかけた驚くべき戦略をもっている。
厳しい自然界を生きていくそのたくましさの秘密を紹介する。
『雑草が教えてくれた日本文化史』
2019年:山梨県
雑草を通して見た新・日本人論
戦国武将は大事な家紋に雑草をあしらった。
華麗な花や勇壮な動物を描いた西洋とは
明らかに違っている。
日本人にとって雑草とは何か。
雑草生態学の権威が、
斬新な視点から提示する新・日本人論。
『イネという不思議な植物』
2020年:大分県
植物の常識に照らすと、生態が少し奇妙なイネ。
だがそれゆえに、
人に深くかかわり
その生活や歴史までも動かしてきた。
イネとは何か、なぜ人を魅了してやまないのだろう。
その秘密にせまる。
最頻出の植物学者というだけでなく
面白い著作がたくさんありますので、
興味のある生徒さんは
是非チャレンジしてみてくださいねー!
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