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かなり異質な徳島県の高校入試事情(1)

18年12月27日

こんにちは、そして初めまして!

徳島県にて塾講師として17年間指導しております、阿部と申します。

他県から見るとかなり異質な徳島県の入試事情をお伝えいたします。

他県から徳島に転勤でお越しになったお子様のいらっしゃる方には
有益な情報であると思います。どうぞお読みくださいませ。


『驚愕!!! その1』

さて、県外では当たり前中の当たり前ですが、
「定期テスト」は大切ですよね?

しかし、徳島県では定期テストはほとんど意味をなしません。

あったとしてもオマケ程度のものなのです。

中3時に、10月初旬と11月下旬、そして1月の初旬に行われる
年3度の基礎学力テストが、志望校へ願書を出す
最も重要なバロメーターとなります。

『驚愕!!! その2』

そして、この試験の3回分の平均点で、どの志望校に願書を出すか
「中学校側と協議の結果」願書を出す手はずになっています。

その手はずが驚愕なのですが、卒業祝いの体で中学校側が
生徒の氏名の印鑑を作成して持っており、その印鑑でなければ
願書を出させないという、まるでどこかの国の共産主義のような
システムで徳島県の入試は動いております。

つまり、中学校側との協議に折り合いがつかなければ、
受けたい志望校へ受験させてももらえないという訳なのです。

『驚愕!!! その3』

なぜ徳島がこのような異質な受験システムなのかと申しますと、
徳島県ではかつて『偏差値を出す教育』に関して、
県側と教育者側とが大バトルを繰り広げたらしく、
中学までは偏差値を公教育では使わないようになっております。

よって、誰しもが数値として公正明大に参考データにできる
「偏差値」がないものですから、志望校受験に関して
指標がなくなってしまいました。

そして基礎学力テストなるものが出来上がり、結果的には
その点数をもって受験指導、進路指導をする運びになったのです。

では、長くなりましたので、本日はこの程度で。
次回も徳島県の異質な高校受験事情をお送りいたします!

徳島国語英語専門塾つばさ
塾長 阿部翼

徳島国語英語専門塾つばさ

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