佐賀県の英語の公立高校入試は、
希望校のみ追加問題を課すことができます。
この追加問題の出題形式が、
徳島県という片田舎で指導していると
なかなかお目にかかれない問題なのです。
一見、一般的な長文に見えます。
2019年度のテーマは
「学生に宿題は必要か?」ということを議題とした
ディスカッションの様子の長文です。
麹町中学校の工藤校長が注目をされている中で、
学生たち自身に学校のあり方を考えさせる良問です。
そして問題数は2問。
1問目を、そのまま引用します。
『次のア~コのそれぞれについて、
ひろしの意見だけに合うものには「ひろし」、
あきこの意見だけに合うものには「あきこ」、
二人の意見いずれにも合うものには「○」、
二人の意見にいずれにも合わないものには「×」を書きなさい。』
シビれます。
見事に英語の学力と、思考力や読解力を問うことができる良問です。
仮にこれがマーク式であったとしても素晴らしい問題だと感じます。
そして、続く第2問目も硬派なのです。
『次の【考え】に対して、あなたの意見とその理由を
30語以上の英語で書きなさい。
2文以上になっても構いません。
ただし、コンマやピリオドなどは語数に含まない。
【考え】日本では、必ずしも英語を勉強する必要はない。』
いやはや、あっぱれ!
一般的な学力であれば、高校生でも書けないかもしれません。
『英語を学ぶ』レベルから『英語で学ぶ』という
いい例だと感じました。
さて、あなたはこの問題をどう攻略しますか?
自分の英語力に何が足りて何が足りないかを
受験直前の冬期講習中に見つめ直す機会になれば嬉しいです。