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2024年度:全国公立高校入試・国語頻出作品【小説文・評論文】

24年07月21日

 

名門公立高校受験道場流

『自学力の育て方』

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国語・小説文【出題No.1】

 

群馬県

埼玉県

東京都

愛知県

広島県

 

で出題!

 

『この夏の星を見る』辻村深月

 

この夏の星を見る

 

アマゾンより引用

 

この物語は、あなたの宝物になる。

 

亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。コロナ禍で部活動が次々と制限され、楽しみにしていた合宿も中止になる中、望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチコンテスト」も今年は開催できないだろうと悩んでいた。真宙(まひろ)は渋谷区立ひばり森中学の一年生。27人しかいない新入生のうち、唯一の男子であることにショックを受け、「長引け、コロナ」と日々念じている。円華(まどか)は長崎県五島列島の旅館の娘。高校三年生で、吹奏楽部。旅館に他県からのお客が泊っていることで親友から距離を置かれ、やりきれない思いを抱えている時に、クラスメイトに天文台に誘われる――。

 

コロナ禍による休校や緊急事態宣言、これまで誰も経験したことのない事態の中で大人たち以上に複雑な思いを抱える中高生たち。しかしコロナ禍ならではの出会いもあった。リモート会議を駆使して、全国で繋がっていく天文部の生徒たち。スターキャッチコンテストの次に彼らが狙うのは――。

 

哀しさ、優しさ、あたたかさ。人間の感情のすべてがここにある。

 

国語・小説文【出題No.2】

 

2作品がエントリー!

 

神奈川県

兵庫県

佐賀県

 

で出題!

 

『藍色ちくちく』高森美由紀

藍色ちくちく-魔女の菱刺し工房 (単行本)

 

アマゾンからの引用

 

「好きでやってることだすけな、仲間っこが来てければ嬉しいよ」

 

趣味もなく学校でも進路に迷っていた綾。でも「ひし形屋」で、より子先生に南部菱刺しを教わって、世界が一変した!?「魔女の菱刺し工房」

母が認知症となり、接し方に悩む香織。より子先生と一緒に無心で刺している中、あるアイディアを思いつく。「ひょうたん」

長らく引き籠もっていたより子の孫・亮平。より子は静かに亮平を見守っていたが……。「真麻の聴色」

 

苦しい時、嬉しい時、そして誰かを想う時。布の目を数え、模様を作る――。

青森の南部菱刺しをテーマに描く、手芸×再生の四篇。

 

 

岩手県

富山県

都立西

 

で出題!

 

『お菓子の船』上野歩

お菓子の船

 

アマゾンから引用

 

たった一つのどら焼きが、海を越え、時代も越える。

少女の切実な願いが胸を打つ感動巨編!

 

製菓学校を卒業した樋口和子(わこ)は、浅草にある奥山堂の門を叩く。

祖父が亡くなる前に作ってくれた特別などら焼きを再現すべく、和菓子職人への第一歩を踏み出すために。

 

だが、待っていたのは男ばかりの職人世界の逆風、なかなか工房に立たせてもらえない年功序列の社会。

荒波の中でもひたむきに努力を続ける和子は、やがて一人前の職人になっていく。

一方、調べていくうちに、祖父が太平洋戦争に出征していたころ、ある船に乗っていたことを知る。

「お菓子の船」と呼ばれていたその船にこそ、どら焼きの秘密があるかもしれない。

当時の乗員に会って話を聞いていくうちに、和子は祖父の知らなかった一面を見つけていく。

 

ふんわりと溶ける皮、口の中でほどける餡子と、ひとつまみの“秘密”。

誰にでも、一生ものの忘れられない味がある。

 

「お菓子には不思議な力があるんだよ」

 

国語・小説文【出題No.3】

 

北海道

福井県

 

で出題!

 

『本を売る日々』青山文平

本売る日々

 

アマゾンから引用

 

時は文政5(1822)年。本屋の“私”は月に1回、城下の店から在へ行商に出て、20余りの村の寺や手習所、名主の家を回る。上得意のひとり、小曾根村の名主・惣兵衛は近ごろ孫ほどの年齢の少女を後添えにもらったという。妻に何か見せてやってほしいと言われたので画譜――絵画の教本で、絵画を多数収録している――を披露するが、目を離したすきに2冊の画譜が無くなっていた。間違いなく、彼女が盗み取ったに違いない。当惑する私に、惣兵衛は法外な代金を払って買い取ろうとし、妻への想いを語るが……。

 

江戸期の富の源泉は農にあり――。江戸期のあらゆる変化は村に根ざしており、変化の担い手は名主を筆頭とした在の人びとである、と考える著者。その変化の担い手たちの生活、人生を、本を行商する本屋を語り部にすることで生き生きと伝える“青山流時代小説”。

 

 

福島県

宮崎県

 

で出題!

 

『きみの話をきかせてくれよ』村上雅郁

きみの話を聞かせてくれよ (フレーベル館文学の森)

 

アマゾンからの引用

 

吹き抜ける風が心をゆらす——ぼくらは自分のままでいたいだけ。そうあるように、ありたいだけ。7つの短編が連作に。軽やかに、でもたしかに、心に響く『ぼくら』の話。

 

 

茨城県

大分県

 

で出題!

 

『シタマチ・レイクサイド・ロード』濱野京子

 

シタマチ・レイクサイド・ロード (teens’ best selections 64)

アマゾンからの引用

 

新高校2年生の湯浅希和子は、部員たった5名の文芸部員。近現代文学に詳しく「明治時代の遺物」と呼ばれる山下先輩、詩を書く島田楽(もと)、小学校時代から「童話作家になる」と作品を書き続けている楓香など、個性が集まる部に新しく新一年生が入ってきた。

希和子は、読書はきらいじゃないが、自分はクリエイティブな才能のある人間じゃないと思っている。創作に熱を燃やす部員たちのなかで希和子が見つける文芸との関わり方は? 心がただ一筋に打ち込めるものって? 部員それぞれの「書きたい」気持ち、「書けない」ジレンマ、文芸部の人間模様を横糸に、希和子のラブストーリーが縦糸として織られる。上野、谷中・根津・千駄木界隈を舞台に、レイク(不忍池)サイドロードで紡がれる希和子の青春物語。

 

 

栃木県

鹿児島県

 

で出題!

 

『勿忘草をさがして』真紀涼介

勿忘草をさがして

 

アマゾンからの引用

 

校舎から次々に消えていく鉢植え、

毎年祖父の命日近くに届く差出人不明の押し花の栞――

謎が、植物が、青年二人を大人へと導いていく

第32回鮎川哲也賞優秀賞受賞作

 

一年前、偶然出会ったおばあさんに会いたい。しかし手掛かりは、庭に沈丁花が生えていることと、その庭で交わした会話だけ――。トラブルにより部活を辞め無気力な日々を送る航大が、一年前の記憶を頼りにある家を探していたところ出会ったのは、美しい庭を手入れする不愛想な青年拓海だった。拓海は植物への深い造詣と誠実な心で、航大を導いていく。植物と謎を通して周囲の人間関係を見つめなおす、優しさに満ちた連作ミステリ。鮎川哲也賞優秀賞受賞作。

 

 

山梨県

岐阜県

 

で出題!

 

『八月の御所グラウンド』万城目学

八月の御所グラウンド 京都の摩訶不思議 (文春e-book)

 

アマゾンから引用

 

死んだはずの名投手とのプレーボール

戦争に断ち切られた青春

京都が生んだ、やさしい奇跡

 

女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。

謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。

 

京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは--

 

今度のマキメは、じんわり優しく、少し切ない

青春の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る感動作2篇

 

 

長野県

徳島県

 

で出題!

 

『空のラッパと小倉トースト』オザワ部長

空とラッパと小倉トースト

 

アマゾンからの引用

 

「うち、名門吹奏楽部に入るったい!」

 

福岡南部の山奥で育った天真爛漫な少女・天川美森(てんかわみもり)。

育ての親の祖母を亡くして名古屋にやってきた美森は、桜の下でトランペットを吹く天才少年・安曇響(あずみきょう)と出会い、まったくの未経験で全国に名だたる名門・愛知名晋高等学校吹奏楽部へ飛び込むことを決める。

「うち、吹奏楽部に入るったい!」

そこで驚くべき才能に目覚めた美森は、トランペットの音色とともに思いもしない運命へと導かれ??。

個性的な仲間たちとの日々、両親を知らない自分自身の生い立ち、博多弁を話す夫婦との出会い、響の父であるプロトランペット奏者・安曇壮司による指導、響との共鳴と対決……。

そして、孤独な少女の奏でる音が、人々の心を結ぶ奇跡の「贈り物」となる??感動の青春小説誕生!

 

 

国語・評論文【出題No.1】

 

秋田県

群馬県

石川県

静岡県

和歌山県

 

で出題!

 

『増えるものたちの進化生物学』市橋伯一

増えるものたちの進化生物学 (ちくまプリマー新書)

 

アマゾンから引用

 

生命と非生命をわけるもの、それは「増える」ことである。増える能力は生命を悩める存在へと変えてしまった――生命の起源と未来を見つめる知的問答の書。

 

 

 

国語・評論文【出題No.2】

 

戸谷洋史さんの著作が3つ!

 

福島県

福井県

 

で出題!

 

『未来倫理』戸谷洋史

未来倫理 (集英社新書)

アマゾンから引用

 

私たちの行動はいま生きている世代に限らず、遠い未来にまで影響を与えることがある。

テクノロジーの発達によってもたらされた行為と結果の大きな時間差は、私たちの社会に倫理的な課題を次々投げかける。

気候変動、放射性廃棄物の処理、生殖細胞へのゲノム編集……。

現在世代は未来世代に対して倫理的な責任があるのならば、この責任をどのように考え、どのように実践したらよいのか。

倫理学の各理論を手掛かりに、専門家任せにせず私たちが自らの考えを形作るための一冊。

 

 

青森県

で出題!

 

 

『SNSの哲学』戸谷洋史

SNSの哲学: リアルとオンラインのあいだ シリーズ「あいだで考える」

 

アマゾンからの引用

 

正解のない問いを考え、多様な他者と生きる

 

シリーズ「あいだで考える」創刊!

 

不確かな時代を共に生きていくために必要な

「自ら考える力」

「他者と対話する力」

「遠い世界を想像する力」

を養う多様な視点を提供する、

10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。

 

『SNSの哲学――リアルとオンラインのあいだ』

 

10代の生活にすっかり溶け込んでいるSNSの利用をめぐるさまざまな現象――「ファボ」「黒歴史」「#MeToo運動」など――を哲学の視点から捉え直し、この世界と自分自身への新しい視点を提供する。若い読者に「物事を哲学によって考える」ことの面白さと大切さを実践的に示す一冊。(装画:モノ・ホーミー)

 

 

佐賀県

で出題!

 

 

『友情を哲学する』戸谷洋史

友情を哲学する~七人の哲学者たちの友情観 (光文社新書 1243)

アマゾンから引用

 

哲学×漫画で友情とは何かを考える

 

・アリストテレス×『キングダム』

・カント×『HUNTER×HUNTER』

・ニーチェ×『NARUTO-ナルト-』

・ヴェイユ×『3月のライオン』

・ボーヴォワール×『君に届け』

・フーコー×『青のフラッグ』

・マッキンタイア×『タコピーの原罪』

 

友情とは、互いが友情を認め合うことで成立する関係である。

ならば、互いが友情をどのように定義しているかによって、

その関係性はまったく異なるものになる。いま、友情という関係性の

多様さを知ることもまた、人生をいくらか豊かにしてくれるのではないか。

アリストテレス、カント、ニーチェ、ヴェイユ、ボーヴォワール、

フーコー、マッキンタイア――漫画が描く「友情」のあり方までも

参照しながら、哲学者7人の友情観を探る。

 

 

国語・評論文【出題No.3】

 

山梨県

大阪府

 

で出題!

 

『人工知能が俳句を詠む』

川村秀憲・山下倫央・横山想一郎

人工知能が俳句を詠む: AI一茶くんの挑戦

 

アマゾンからの引用

 

人工知能が俳句を詠む日はいつ訪れるのか。現在の人工知能はどこまでできて、できないのかを、俳句を詠むAIの開発を通して迫る!

 

突然ですが、

見送りのうしろや寂し秋の風

病む人のうしろ姿や秋の風

このふたつの俳句が松尾芭蕉と人工知能のどちらの作品かわかるでしょうか。

 

本書は、現在も精力的に研究の進む人工知能について、俳句の生成という視点から現在の研究・開発動向を解説するものです。コンピュータを用いた俳句の自動生成は1968年のCybernetic Serendipityというコンピュータアートの展覧会に端を発し、近年では小説を生成する「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」などとともに、人工知能による文学生成研究のひとつとして進められています。俳句という身近でわかりやすいテーマであるため、TVや新聞などのメディアでも取り上げられるなど、人工知能による俳句生成は現在注目が集まっています。

 

本書では、実際に俳句を生成する人工知能である「AI一茶くん」を研究・開発している著者らが、現在の人工知能技術の動向から創作分野における人工知能の展開、俳句をどのように人工知能に解釈させ、生成するのかを具体的に解説します。そして「AI一茶くん」の活動の紹介を通して、現在の人工知能がどこまで達成し、なにができていないのかまで見ていきます。

 

人工知能がどんなことをできるのか気になる方、とくに人工知能の創造性について興味のある方にピッタリの1冊となっています。もちろん人工知能がどんな俳句を生成するのかが気になる俳句好きの方にもわかりやすく、ていねいに解説しています。

 

 

長野県

熊本県

 

で出題!

 

『「覚える」と「わかる」』信原幸弘

「覚える」と「わかる」 ――知の仕組みとその可能性 (ちくまプリマー新書 417)

アマゾンからの引用

 

覚えた!わかった!と素朴に使うけど、その時、人間のなかでなにが起きているのか。丸暗記、真似る、理解といった働きから、批判的思考や知の可能性までを探る。

 

 

 

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