徳島県は、新しいモノ好きの県です。
お国が英語改革をするのだ、
と言われれば二つ返事で実行します(笑)
昨年度は、以下のような問題が出題されました。
姉妹校の生徒は、発表の後、
3つの日本の伝統文化の体験から
1つを選んで参加する予定である。
そうたさんは姉妹校のある生徒に、
"Which is interesting?"と尋ねられた。
あなたがそうたさんなら、
この生徒にどの体験を勧めるか、
下の【準備メモ】を参考にして、
勧める体験とその理由を25語以上40語以内の
英語で書きなさい。ただし、文の数はいくつでもよい。
また、符号は語数に含めない。
【準備メモ】
1)折り紙 (origami) : 鶴 (crane) を作る。
2)ひらがな (hiragana) : 自分の名前を書く。
3)琴 (koto) : 日本の曲を演奏する。
全国の英作文の基準から言えば、簡単です。
ですが、徳島県の従来の傾向はガチガチの条件英作文で、
どちらかと言えば、和文英訳の色が濃い問題でした。
まず、この問題を解くにあたって、
日本語ですらオススメする言葉が思いつかないという人が
いるかもしれません。
「どういう風に、勧めればいいかなぁ?」
と考えてしまえば、ドツボにハマります。
こういう風に考えてみてはどうでしょうか?
「出題者は、この問題を通して何を書いて欲しいのかな?」
こう考えれば、自分にはどんな武器があるかに視点が変わりますね。
1)「it 構文」
これを使って伝えられないかな?語数も稼げるぞ。
2)「make A B」
これで書くならどんな表現になるかな?汎用性は高いぞ。
3)「I think (that) ~.」
これで最後の締めを書くならどうなるかな?いけそうだぞ。
公立高校入試としては、
中学範囲で習っていないことは出されません。
ですが、
その中で最大限の工夫をして組み合わせることを求めてきます。
見慣れない問題が、今年の受験でも出題されるかもしれません。
その時は、「出題者は何を書いて欲しいのか?」に視点を切り替え、
自分が演習に演習を重ね、積み上げてきた文法表現を振り返りましょう。
きっと、いや必ず、突破口は見つかるはずですよ!
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