(2)進学重点校に指定されて、合格実績はどのくらい増えたのか?

14年07月10日

 

進学重点校は、国立大学をはじめとする難関大学の合格実績を

増やすことを目的に指定されました。

 

スタートしてから今年で13年目を迎えますが、

どのくらいの成果につながっているのでしょうか?

 

この間の大学の合格者数の推移をこの場で簡単にまとめてみます。

 

進学重点校に指定される前(2001年)、

全7校が指定された後に入学した生徒が卒業した年(2007年)、

そして今年の春(2014年)の3つの年度の合格者数で比較しました。

 

合格者数の表記 → 総数 (内現役)

合格実績推移

 

結論

 

1、 進学重点校に指定されたことにより、難関大学の合格実績の増加に

  確実に結びついている。

 

   進学重点校に指定された直後(指定後に入学した生徒が卒業した年度)

  に早くも結果に結びついているが、その後の7年間の伸びも大きい。

 

 

2、 東大をはじめとする最難関国立大学は、日比谷・西・国立の3校が

  大きく数字を伸ばしている。

 

   戸山・八王子東は、このレベルについては合格者数を伸ばせていない。

 

   青山・立川は東大合格者数こそ少ないものの、近年東工大・一橋大の合格者数

  は増えてきていて、ようやく成果が形となってきている。

 

 

3、 進学重点校の最大の使命は、「国公立大学合格」であることは間違いない。

 

  その部分においては、7校すべてが大きな成果につながっている。

 

   近年の合格者数は、進学重点校指定前と較べると、合計で5割増、

  現役では7割増となっている。

 

    国公立大学は基本的に1人1校しか受験できないことを考えると、

  日比谷・国立・八王子東は高3卒業生の3割~4割が国公立大学に

  合格している計算になる。

 

   立川等、一番少ない高校でも卒業生の2割近くが合格している。

 

 

4、 私立難関大学の合格者数も確実に増やしている。

 

   早稲田・慶応・上智の現役合格者数は、進学重点校指定前の

  1.8倍程度となっている。

 

   ただし、国公立大学の滑り止めとして、1人で複数学部に合格している

  生徒が多いことは知っておく必要がある。

 

(文責:GS進学教室 後藤高浩)

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株式会社ジー・エス代表取締役

GS進学教室 代表

後藤高浩

八王子市子安町2-1-11

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(1) 都立進学重点校って何?

14年07月02日

 

正確には「都立進学指導重点校」といいます。

石原慎太郎都知事の時代に、「都立高校の復権」を掲げて

肝入りでスタートした「都立高校改革」の一環として設定されました。

 

「進学指導重点校」設置の趣旨については明確です。

 

学校群の導入以降低迷していた大学入試における合格実績を回復させること、

特に国立大学をはじめとする難関大学への合格者を増やすこと

に焦点を絞ったのです。

 

当時、公立高校の取り組みとしては、全国でも前例がない

画期的なものでした。

 

2001年に日比谷・西・戸山・八王子東の4校が、

2年遅れて2003年に国立・青山・立川の3校が

「進学重点校」として正式に指定され、7校すべてが出揃いました。

 

現在もこの7校が「進学重点校」として指定されています。

(青山は近年の大学の合格実績の低迷により2014年度末で

指定を解除されることになっていましたが、2014年春の大学入試に

おいて顕著な合格実績がでたために、再指定となりました)

 

 

進学重点校に指定されると、大学入試に向けて様々なメリット(特別扱い措置)

がありますが、大きな柱は以下の通りです。

 

  1. 都内全域から教員を公募し、学習指導・進路指導に優れた教員を配置する。
  2. 日常の補習や長期休業中の講習会等を充実させる。そのための必要な予算措置を行う。
  3. 入試問題は英数国の3教科について、学校ごとに「自校作成問題」を使用する。(2014年度からはグループ作成問題)

 

 

進学重点校のしていがスタートしてから13年が経過しましたが、

上記の3項目については(学校による取り組みの濃淡は多少ありますが)、

概ね当初の狙い通りの形で進められていると感じています。

 

自分から手を挙げて進学重点校に配属された先生が多いこともあり、

生徒の力をつけて大学に合格させることに熱心な先生が(あくまで相対的に)

多いことは間違いありません。

 

さらに2010年には、進学重点校指定の「基準」が具体的に公表され、

この基準を下回ると指定からはずされるというプレッシャーが

各高校にのしかかるようになりました。

 

基準は以下の通りです。

  1. センター試験において、5教科7科目で受験する生徒の割合が在籍者の6割以上。
  2. センター試験において、平均80点以上の生徒の割合が在籍者の1割以上。
  3. 東大・京大・一橋・東工大・国立大学医学部に、現役で15名以上合格。

 

この3項目について、毎年高校ごとに結果が公表され、

基準に足りていない高校は(特に管理職が)都教委からプレッシャーをかけられているようです。

(数年前の話ですが、ある校長先生が3月末頃にとても落ち込んでいたのを思い出します・・・)

 

前述した通り、青山高校は近年、この3つの基準すべてに足りていなかったのですが、

2014年の大学入試において生徒たちが頑張って、

3つの基準をすべてクリアして「進学重点校」への残留が決まりました。

 

残りの6校では、立川高校が基準をクリアすることが苦しい状況になっています。

 

(文責:GS進学教室 後藤高浩)

 

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2014年度 東大・京大 公立高校合格者数 

14年03月27日

東大

日比谷 37
浦和 33
西 31
岡崎 26
国立 24
旭丘 24
岡山朝日 23
横浜翠嵐 22
土浦第一 21
宇都宮 21
千葉 21
新潟 20
水戸第一 19
富山中部 18
熊本 18
湘南 17
岐阜 17
浜松北 14
筑紫丘 14
長崎西 14
大宮 13
一宮 13
時習館 13
鶴丸 13
仙台第二 12
高松 12
大分上野丘 11
札幌南 10
高崎 10
船橋 10
姫路西 10
・・・
金沢泉丘 9
堀川 9
小松 8
中央中教 6
川越 5
太田 4
春日部 4
川越女子 4
柏陽 4
横浜サイエンスF 4
津 4
西京 4
丸亀 4
大分豊府 4
市立浦和 3
厚木 3
岡山操山 3

京大

北野 71
膳所 49
天王寺 47
堀川 46
旭丘 29
大手前 29
三国丘 28
明和 26
奈良 26
姫路西 25
岡崎 24
長田 23
神戸 22
熊本 21
嵯峨野 20
茨木 20
高松 20
修猷館 20
一宮 18
四日市 18
基町 17
西京 16
東筑 16
西 15
金沢泉丘 15
岐阜 15
浜松北 1
四條畷 14
筑紫丘 14
浦和 13
新潟 13
藤島 13
札幌南 12
千葉 12
時習館 12
彦根東 12
加古川東 12
湘南 11
岡山朝日 11
福岡 11
大垣北 10
津 10
兵庫 10
畝傍 10
・・・
高崎 8
洛北 8
広島 8
小松 7
岡山操山 7
国立 6
日比谷 6
丸亀 6
船橋 5
横浜翠嵐 5
伊勢 5
桃山 4
大宮 3
横浜サイエンスF 3
金沢二水 3
 
 
さぁ、数年後は君たちの番だよ!!

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