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(6)英語の実際の構造を無視しているとしか思えないの巻

14年10月11日

  
『難関高校入試英語ぶっちゃけ秘話』

「(6)英語の実際の構造を無視しているとしか思えないの巻」
 
 
ですから、中学入学時点までで、確固たる国語力を構築するということ。
 
それから中学校入学時点で、正しい英文法を彼らの心の中にしっかりと
構築していかなければならないという、そういう二重のプレッシャーを
実はこの私も感じているということだったんです!
 
いやあ、しらなかったなぁ笑
 
こうした目に見えないプレッシャーを、私と12歳の子供が同時に感じている・・・
こんな光景を皆さん想像してみたことがありますか?
 
そうしたことが紛れもなく現実に起こっているわけですね。
私んとこの小さな教室で笑
 
フツーの中学校では、彼らが指定した教科書で、まるでAKBが新曲の振り付けを
覚えるようにですね、彼ら教師もまた、同じ指導法・・・
しかも全国共通のものを、覚えなくてはならないわけですよね。
 
それがいわゆる「教育指導要領」というものです。
 
でも、この特に中学校英語というものは、義務教育ですから、
全国共通のものなんです。(高校は義務教育じゃないから、カリキュラムも県単位なんだそうです)
 
例えば、私がよく思うのは、「比較」のところで「原級」というのがあるじゃないですか?
 
実はワタシ、全国を回ってセミナー活動を、もう10年近くやっているんですけども、
 
あのas~as・・・という構文を、彼ら中学校の教師はこんなふうに指導します。
「asとasを、前後からサンドイッチみたいにして挟め!」と。
 
これ、北は福島、南は長崎のセミナー主催塾で教えましたけれども、
どうやら全国共通の教え方のようなのです。
 
いやー、英語の構造を完全に無視しているとしか思えないんですよねこれ。
 
実際にはどうなのかというと、最初のasは「同じ位」という意味で、
品詞は「副詞」になります。
 
そして、後の方のasは「何々と比べて」と訳し、「接続詞」になるわけです。
 
したがって、品詞も違えば、訳し方もまるっきり違う。
 
でも、その事は中学校の先生は一言もおっしゃいません。
 
そうです。全体で自分一人だけ他と振り付けが違っていたら、AKBが存在しないように、
自分だけ勝手な教え方をしてはいけないということのようです。
 
いや実際には、教師の指導技術の平準化、平均化を目論んでいるのかもしれません。
まあ、お役所が考えそうなことですよね笑

 

 


 
 

 

 

 

 

山本ヒサオ'

難関高校&大学入試専門塾「錬達会」主宰

エール出版刊『秘伝のセンター英語』著者

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