『都立進学重点校への道』
(15) 「~進学重点校に合格するために~ その9 理科・社会で稼ぐ②」
理科・社会に関しても、中3の夏からは本格的な受験勉強をスタートしなくてはなりません。
どうしても(問題が難しい)3教科の方に注力したくなってしまう生徒が多いのですが、
入試本番では同じ100点ずつ配点がありますし、
時間をかけた分点数につながりやすいのは理社の方なので、
最初に時間配分を決めてきっちり取り組んで行く必要があります。
まず、中3の夏(遅くとも9月くらい)までに、
中3の配当単元の学習を一通り終了してしまう必要があります。
社会の公民(特に経済)分野、
理科のエネルギー・食物連鎖・天体
あたりの単元がそれに該当する場合が多いと思います。
中学校の進度に合わせて学習を進めていると、
下手をすると3学期までズレ込んでしまう場合があります。
そんなペースで学習していたら、入試までに間に合わなくなってしまいます。
都立高校の入試で出題率が高い単元が多いこともあり、とても苦しい戦いになってしまうのです。
(進学重点校の合格者が多い)進学塾に通っている場合は、
塾のカリキュラムがそういう形になっているので安心だと思いますが、
そうでない場合は、ある程度自分で先取り学習を進める必要があります。
中3の夏休み(遅くとも10月くらいまで)にやらなくてはならないことは、
苦手単元の撲滅です。
基礎基本で理解できていないことや、
最低限暗記していないとどうにもならないことをそのままにしておくと、
入試対策の学習に入っても、まったく手がつかないことが出てきてしまいます。
理科の1分野については、基本原則の理解、理科の2分野と社会については、
重要事項の暗記に時間をかけてください。
暗記については、「一問一答集」を使うことをお勧めします。
塾の教材として配付されている場合もあると思いますし、
そうでない場合は書店で早めに購入してください。
多くの種類が出ているので、自分で手に取ってみて、
使いやすそうなものを1冊ずつ購入するとよいでしょう。
赤シートで隠しながらチェックできるものがお勧めです。
中3の冬休みまでに、最低2周りはする必要があると思います。
「一問一答集」を完璧にこなしたからと言って、
都立高校の入試問題で点数を取れるようになるわけではありません。
しかし、これらの知識は入試問題を解く上での必要条件ではあるのです。
そのレベルの知識が固まって、
初めて入試問題で90点を取るための準備が整うのだということを理解してください。
(文責:GS進学教室 後藤高浩)
株式会社ジー・エス代表取締役
GS進学教室 代表
後藤高浩
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