『難関高校入試英語ぶっちゃけ秘話』
第8話「答えは簡単です。指導しませんの巻」
普段、公立高校入試しかみることのできない公立中学校の先生や、
中学生専門の塾の先生は、こうした難関高校向けの勉強がしたい生徒が来た時、
一体どう対処しているのでしょうか?
答えは簡単です。指導しません。
学校はともかくとして、学習塾は商売でやっているのだから、
無理をしてでも生徒を獲得すればいいではないか?
そう、思われる方も多いかと思います。
場合によっては、全く指導不可能な地域も私はあると思っていますしね。
(そういう場合は、親御さんが遠方のマトモな塾にまで、車を走らせることになるのですが。
ちなみに現在、私のところには他県からお越しの方が6名ほどいます)
個人的には、無理をしてでも頑張って教えてあげたほうがいいと私は思うのですがね。
その塾長さんのスキルも磨かれるわけだし。
ワタシが若い頃は、そんな毎日だったと記憶します。
(私は基本、塾の若い先生はアホだと思っています。
指導力不足は否めないからです。だから、若さとパワーで押すしかないし、失敗も恐れてはいけないと思います)
でも、保守的な塾の先生は、絶対にそれをしようとしません。
冒険出来ないんですよね笑
なぜなら、自分の限界点をここだと見極め、
それ以上ハードルの高い生徒は受け入れられないと考えてしまうのが、
その人たちの基本的なスタンスだからです。
それは正直、個人のキャパシティの問題でもあります。
なんたって、目の前の生徒さんをまず十全に教えなくてはなりませんからね。
私も例外ではありません。
私が担当できるのは、小学生の国語と、中学生全教科。
それから、高校英語と高校現代文・古文・漢文です。
その他、暗記科目等の暗記メソッドを持ってますから、
中学受験社会や日本史・世界史・地理・政治経済・倫理・現代社会もオーケーです。
それから、たまに生物や地学だってやります。
もちろん、専門家ではありません。
しかし、暗記の専門家ではあります。
この20年間で、コツコツ積み上げてこれだけ指導できるようになったのです。
たとえ限界はあるにせよ。
高校文系科目ができるなら、難関高校の文系科目、
特に英語と国語に関しては何も問題はありませんでした。
けれども、いくらワタシ一人ががんばったところで、
上に掲げたもの以外の理系科目、
すなわち高校理系科目及び難関高校受験の理系科目が指導できませんから
(つまり個人のキャパシティを超えている)、
私は実力ある理系の先生を用意しているのです。
こうした努力には、ぶっちゃけオカネがかかりますけどね笑
山本ヒサオ'
難関大学&大学入試専門塾「錬達会」主宰
エール出版刊『秘伝のセンター英語』著者
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