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(7)〜進学重点校に合格するために〜 その1 早めに決意すること①

14年09月27日

 

『都立進学重点校への道』
 
「(7)〜進学重点校に合格するために〜 その1 早めに決意すること①」
 
 
進学重点校を目指すのは、早ければ早い方がいいのです。
 
あくまでも一般論ですが、中3になってから「成績がいいからちょっと受けてみようか、、、」
という程度では合格は難しいと思います。
 
中2の夏くらいから志望校を意識して、
本格的な受験勉強をスタートしようと考えている中学生が多いと思いますが、
それでも遅いくらいです。
 
できれば中1の最初から、
遅くとも中2に進級する時までには進学重点校の受験を(真剣に)決意して欲しいと思います。
 
 
最近は都立中学校の人気が高まっていて、毎年都内で1万人(12歳人口の約10%)程度が受験します。
 
そこで不合格となった生徒は、高校受験でやはり都立の進学重点校を目指して、
中学入学と同時に(進学塾に通っている生徒たちは入学前から)本格的な勉強をスタートしています。
 
実際、ここ数年の入試では、進学重点校に合格した生徒の中で、
都立中受験者(不合格者)の割合がかなり高くなってきているのです。
 
私立中受験者(不合格者)は、高校受験でも私立高校を目指すケースが多いのですが、
その中でも一部の生徒たちは進学重点校の受験に参戦します。
 
中学受験をしている生徒たちは、計算力・語彙力・処理スピード・理社の知識・作文等の記述力等
において、中1の時点で大きなアドバンテージを持っています。
 
特に中学入試を経験していない生徒は、中1の最初からそのレベルの生徒たちに追いつくべく
取り組まないと、(中学校でそこそこできるからといって安心していると)
気付いた時にはもう埋められない大きな差がついてしまっていることになります。
 
 
なぜ、早めに進学重点校の受験を決断する必要があるのか、
大きな理由が2つあります。
 
1つは、中学校の内申点をしっかりと確保する必要があるということです。
 
分かりやすく言ってしまうと、
「内申がオール4では合格が苦しい」
のが進学重点校の受験です。
 
少なくとも4と5が半分ずつ、できればオール5近くを確保したいところです。
 
特に現在の中2以降の学年は、
1割の特別選考枠(内申が関係なく本番の点数のみで合否を決定する)が
廃止になりますし、実技教科の点数が2倍となるため(現在の中3までは1.3倍)
その傾向がますます強くなると考えられています。
 
 
内申点は、中3の2学期の分が入試で使われると言われていますが、
実際には中1のうちである程度決まってしまうのが現状です。
 
中1のうちに内申点が悪かった生徒が、中3になってからかなり上がったというケースは
ほとんど聞きません。
 
(特に実技教科は)先生の主観の要素が大きい事も理由です。
 
中1の最初の中間テスト(実技科目は期末テスト)の結果もとても重要ですし、
授業態度(積極性も含む)・提出物の内容等、内申点で5を取れるような取り組みを
最初からして行く必要があるのです。
 
(文責:GS進学教室 後藤高浩)

 

 

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