進学重点校は、国立大学をはじめとする難関大学の合格実績を
増やすことを目的に指定されました。
スタートしてから今年で13年目を迎えますが、
どのくらいの成果につながっているのでしょうか?
この間の大学の合格者数の推移をこの場で簡単にまとめてみます。
進学重点校に指定される前(2001年)、
全7校が指定された後に入学した生徒が卒業した年(2007年)、
そして今年の春(2014年)の3つの年度の合格者数で比較しました。
合格者数の表記 → 総数 (内現役)
結論
1、 進学重点校に指定されたことにより、難関大学の合格実績の増加に
確実に結びついている。
進学重点校に指定された直後(指定後に入学した生徒が卒業した年度)
に早くも結果に結びついているが、その後の7年間の伸びも大きい。
2、 東大をはじめとする最難関国立大学は、日比谷・西・国立の3校が
大きく数字を伸ばしている。
戸山・八王子東は、このレベルについては合格者数を伸ばせていない。
青山・立川は東大合格者数こそ少ないものの、近年東工大・一橋大の合格者数
は増えてきていて、ようやく成果が形となってきている。
3、 進学重点校の最大の使命は、「国公立大学合格」であることは間違いない。
その部分においては、7校すべてが大きな成果につながっている。
近年の合格者数は、進学重点校指定前と較べると、合計で5割増、
現役では7割増となっている。
国公立大学は基本的に1人1校しか受験できないことを考えると、
日比谷・国立・八王子東は高3卒業生の3割~4割が国公立大学に
合格している計算になる。
立川等、一番少ない高校でも卒業生の2割近くが合格している。
4、 私立難関大学の合格者数も確実に増やしている。
早稲田・慶応・上智の現役合格者数は、進学重点校指定前の
1.8倍程度となっている。
ただし、国公立大学の滑り止めとして、1人で複数学部に合格している
生徒が多いことは知っておく必要がある。
(文責:GS進学教室 後藤高浩)
株式会社ジー・エス代表取締役
GS進学教室 代表
後藤高浩
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