『難関高校入試英語ぶっちゃけ秘話』
「(1) まるで大学入試やないかい!の巻」
一言で言って、難関高校入試の英語は、
大学の二次レベルのような匂いがします。
皆様ご存じでしょうが、大学入試の一次試験は
センター試験です。
つまりマークなわけです。
ところが、高校入試は記述形式の問題ですよね?
しかも難関高校入試となると、中学ではやらないはずの
関係副詞や仮定法、分詞構文なんかもガンガン出てきますから、
指導していても、
「なんじゃこら?まるで、大学入試レベルやないかい!」
と、私も大学入試クラスの社員講師から独立開業して、
指導し始めた当初は、怒り出す始末でした。
公立中学の指導とのバランス悪すぎじゃねーの?これ?みたいな。
なぜ、難関高校入試の英語問題を、
そういう実際の中学校の授業内容と完全に乖離した、
全くバランスを考慮しないくらいまで、難しくしなければいけなかったのか?
それは、もちろん受験生の差がつかないからみたいなことも
多少はあるでしょうが・・・
ホンネは恐らく、高校側の勝手な理由です。
つまり、大学二次の問題が、今のうちから解けるレベルの
「スゴイ中学生」が欲しいわけです。
つまり、大学入試では「出来レース」に近いことがやりたいのです。
たぶん。
まぁ、認めないでしょうけどね。向こうは。
彼ら高校側からしたら、そういう「選別」が目的ですから、
できない生徒を「できるようにしよう」なんて心持ちはほとんどない
と思います。
つまり、高校では子供を育ててくれない・・・
そういうことになるのではないかと思います。
であれば、結局子供をマトモにそだてているのは、
我々学習塾の講師だということにならないですかね(笑)
まー実際、難関高校の落ちこぼれ達を毎日見ていますと、
可哀想になりますよ。
だーれも支えていないんですから。
ま、ぶっちゃけ高額な家庭教師を、しかも長時間雇っていなけりゃ
無理だと思います。
というわけで、難関高校入試レベルを指導出来る先生ということになると、
自然と人材は限られてきます。
すなわち、大学二次まで指導できる、大学入試英語の専門家でなくては
ならないということなのです。
山本ヒサオ'
難関高校&大学入試専門塾「錬達会」主宰
エール出版『秘伝のセンター英語』著者
https://www.zeal-yes.com/index.php