偏差値や進学実績での学校選びもいいが
人が育つ環境を校風と文化で選びたい
「耕す」がカルチャーの語源ですからね。
どういう校風・校訓で心を耕すか
ここを大切にしたい。
進学校は進学実績だけを追い、歴史文化は薄く。
名門校は心を耕し、余熱で進学実績を残していくのよね。
ということで今回は
おおたとしまささんのこちらの本をおススメ!
ルポ名門校 ――「進学校」との違いは何か?
「名門校」は単なる「進学校」と何が違うのか?
男女御三家、地方公立名門校など全30校を丹念に取材。
旧制中学、藩校、女学校、大学予科など系譜別に、
名門校に棲みつく「家付き酵母」の正体に迫る。
それぞれの名門校に受け継がれる
文脈の壮大さ奥深さそして人間臭さを知ってしまうと、
偏差値や進学実績といった瞬間的かつ一面的な
基準で学校を論ずる無意味さや、
場当たり的な教育改革議論に対する
違和感あるいは嫌悪感から逃れられなくなってしまうだろう。
【目次より】
序 章 日比谷高校の悲劇
第1章 旧制中学からの系譜
――開成、東海、麻布、浦和、済々黌
第2章 藩校からの系譜
――米沢興譲館、修猷館、鶴丸、修道
第3章 女学校からの系譜
――女子学院、雙葉、神戸女学院、浦和第一女子
第4章 大学予科・師範学校からの系譜
――慶応、早大学院、お茶の水、筑駒
第5章 大正・昭和初期生まれの学校
――武蔵、桜蔭、東大寺、灘
第6章 戦後生まれの星
――栄光、ラサール、駒東、聖光、渋幕
第7章 学校改革という決断
――海城、豊島岡、鷗友、堀川
終 章 進学校と名門校は何が違うのか?
全国30校を取材。
名門校に棲む「家付き酵母」の正体に迫る。
▼組織の中でも個性を発揮できる青年を育てる
――開成(東京都・私立)
▼したたかな気骨あってのゆるやかさ
――東海(愛知県・私立)
▼人生を自由に生きる術を伝授する
――麻布(東京都・私立)
▼少なくとも三兎を追え
――浦和(埼玉県・県立)
▼進学実績が落ちても人気が落ちなかった強烈な校風
――済々黌(熊本県・県立)
▼ひととしてどうあるべきか
――米沢興譲館(山形県・県立)
▼修猷を誇るな、修猷が誇る人になれ
――修猷館(福岡県・県立)
▼他者のために、勉強するところである
――鶴丸(鹿児島県・県立)
▼かっこいい男になれ
――修道(広島県・私立)
▼生徒たちの本質的な自由さを引き出す
――女子学院(東京都・私立)
▼時代の空気を読みしたたかに生きる
――雙葉(東京都・私立)
▼自由を守るために、じっと我慢する強さ
――神戸女学院(兵庫県・私立)
▼すべてにおいて一流であることが当たり前
――浦和第一女子(埼玉県・県立)
▼正統から異端が生まれ、異端が正統になる
――慶應義塾普通部・慶応義塾高等学校(神奈川県・私立)
▼旧制高校の教養教育を受け継ぐ
――早稲田大学高等学院・中学部(東京都・私立)
▼自ら伸びようとする意欲と力
――お茶の水女子大学附属(東京都・国立)
▼本当の厳しさを教えるための自由
――筑波大学附属駒場(東京都・国立)
▼「教育とは何か、学問とは何か」を発信する
――武蔵(東京都・私立)
▼品性と学識を兼ね備えた人間であれ
――桜蔭(東京都・私立)
▼生徒たちを信じ、好き勝手にやらせてみる
――東大寺(奈良県・私立)
▼日本一どころか世界一を目指せる学校
――灘(兵庫県・私立)
▼ほんわかとした校風の中に厳しさがある
――栄光学園(神奈川県・私立)
▼元祖「塾要らず」
――ラ・サール(鹿児島県・私立)
▼ものの見方考え方を合理的科学的にする
――駒場東邦(東京都・私立)
▼想像力や知的好奇心を育む情操教育
――聖光学院(神奈川県・私立)
▼教育の集大成は進学実績よりも自調自考論文
――渋谷教育学園幕張(千葉県・私立)
▼本当にイケてると思う?
――海城(東京都・私立)
▼名物「運針」の精神で生徒が伸びる
――豊島岡(東京都・私立)
▼安心感を与え自己肯定感を高めれば学力も伸びる
――鷗友(東京都・私立)
▼優等生ではないリーダーを育てたい
――堀川(京都府・私立)
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