前回の続きです。
「トレーニング」の8つの原則の後半です。
5、全面性の原則
全身をバランスよくトレーニングしましょうということ。
勉強でいえば、好きな科目ばかりやらないで、
苦手科目もしっかりこなしましょう。
バランス良く得点メイクすることが受験では求められます。
6、意識性のの原則
なんのためにそのトレーニングを行うのかという
トレーニングの目的を理解し、そこの部位に意識を集中して
トレーニングをすると効果的であるということ。
勉強では、今何のためにこの勉強に時間を費やしているのかを、
合格戦略に基づいて意識し、そしてその戦略に集中しないといけないということです。
漠然とし、散漫でやみくもな勉強は無駄になりますよ。
7、個別性の原則
人は個々それぞれ違うので、自分に合ったトレーニングをしなければ
いけないということ。個人の体力、目的に合わせたトレーニングを
行うことが大切だということ。
受験勉強では、私立にいくのか公立にいくのか、志望校によってするべき勉強が
変わってきます。
今のレベルによってどこから積み上げなければいけないのかは
個人個人で違います。
8、継続・反復性の原則
トレーニングの効果を最大限に得るには継続的に行うことが大切だということ。
この原則は受験勉強において最大の柱になる原則でしょう。
受験勉強で結果を出す人たちは、この原理原則を暗黙のうちに
理解しています。
そして、勉強の効果を最大限に引き出し、
無駄のない勉強をしているのです。
一流大学の学生や社会で活躍している人たちに「受験ってトレーニングですよね」
と聞くと、ほぼ100%の人たちが、「確かにその通りですね」、
または、「私もそう思います、思っていました」とニヤリとして答えます。
スポーツも出来るようになるまではつらいんですよ。
出来るようになってから色々と楽しくなるんですよね。
そのタイムラグにも本質が詰まっています。