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徳島県の理科 基礎学力テスト・入試勉強方法(2018年度版)

18年05月12日

(1)徳島県基礎学力テスト・入試の理科出題内容理科内容の分析

徳島県の理科の内容というのは、
約70%が暗記または暗記した事項を利用して考える問題、
残り約30%が計算問題という感じです。

ということは、
仮にまったく計算問題ができなくても、

キチンと暗記できれば、
70点くらいはとれるということです。

徳島県の基礎学力テストや入試も同様で、
暗記すればできる問題が毎年半数以上出ています。

理科が苦手という人の多くは、
苦手意識からか、
まず覚えなければいけない内容をキチンと暗記していません。

その点の意識改革をしないと点は上がりません。

なお計算問題については、
よく出る計算問題のパターンは限られます。

まずはその頻出パターンをキチンと
マスターすることが重要になってきます。

(2)具体的な勉強法

① まずは基本用語を一問一答で暗記する。

理科の問題では、
用語を答えさせる問題も比較的多く出題されます。

この手の問題は覚えてさえいれば、
確実に点を取れる問題なので、
取りこぼさないようにするのが重要です。

用語暗記には、やはり一問一答形式が一番最適です。

何回も繰り返し取り組んで(最低3回)、

絶対に用語で点を落とさないようにすることが大切です。

一問一答にはたいてい問題文にキーワードがあります。

そのキーワードと答えを結びつけて覚えるようにしましょう。

キーワードについては、
参考書・問題集等できちんとチェックしておきましょう。

例 生物の体をつくっている小さな部屋を何というか?→細胞

また、最後の一文で答えが変わる問題があるので、
そういう問題は特に注意して暗記しましょう。

磁石の運動によって、
コイル内の磁界が変化すると電流が発生する。

この現象を何というか?→電磁誘導

磁石の運動によって、
コイル内の磁界が変化すると電流が発生する。

この電流を何というか?→誘導電流

② 実験の注意点は、理由をよく出題されるので、必ず覚える!

実験の注意点は、記述問題の中でも頻繁に出題されます。

しかし、問われることはいつも一緒で、
答え方もたいてい同じです。ということは、
理由をそのまま暗記してしまえば、記述といえども、
暗記問題です。

問題集で頻繁に出てくる記述問題については、
確実に覚えておくようにしましょう。

③ 理科の暗記は、図と関連付けて覚える!

理科ではほとんどの場合、
図と関連付けて出題されるので、
図を意識して暗記することは大切です。

しかし、
覚える際に基本的にはいちいち図を描いて覚える必要はありません。

問題の図を見て答えれるようにするだけでいいです。

図を描く問題はめったに出題されません。

出題されても、
水上置換法の図やろ過の正しい図を描かせるやさしい問題が多い上、
出る問題も限られているので、
問題集の巻末によくある作図問題をきちんと身につけておきましょう。

④中学一年の光の単元に代表される、作図中心のものは、頭の中に図がイメージできるくらいまで、何度も作図練習をする。

作図問題は、
頭の中でイメージできるくらいまでかく練習しておくこと。

もちろんきちんと作図できるようになれば、
問題は解けるのですが、
実際のテストの短い時間では時間が足りなくなります。

簡単な問題なら、
いちいち図をかかなくても、
問題の状態をイメージして答えられるくらいまですること。

⑤ 計算問題は、「みるみるわかる理科」の解き方を繰り返し勉強し、基本パターンを十分にマスターする。

塾の理科の標準テキストである「みるみるわかる理科」は、
徳島県の入試問題なら、
ほぼ対応できる重要な情報が入っています。

計算問題も同様で、
計算の基本問題やその解き方はきちんと説明が載っています。

「みるみるわかる理科」を解き込めば、
基本の計算問題ならたいていできるようになります。

基本ができるようになれば、
あとは他の市販問題集で計算問題を解き込めば、
ほぼ対応できるようになります。

⑥ 基礎学力テスト・入試の過去問を何度も解く。

当たり前のことですが、
過去問を解いて、傾向を知り、その対策をすることは大切です。

昔から「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず。」と言います。

まず、基礎学力テストや入試を知ることで、
今の自分に足りないものが見えてきます。

実際の問題に慣れることで、当日に問題を見て、
パニックになるのを防ぐことができます。

いくら力があってもパニックになってしまえば、
実力通りの力はでません。

また、時間にゆとりがあれば、
県外入試も解いておくこと。

他県の入試を解くことで、
最近の入試の傾向を知ることができ、
より徳島県入試への対応力が高まります。

徳島県の問題は
他県で何年か前に出た問題が出題されることが多々あります。

社会同様に成績上位者は全国入試問題正解(旺文社)
に取り組むことも有効です。

 

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(3)入試に向けて

徳島県では、3年生で、
全県統一の基礎学力テストが3回ありますが、

10月にある第1回は、例年1,2年内容のみです。

なので、第1回基礎学力テストまでに、
1,2年内容をほぼ仕上げてしまうような計画で取り組むとよいでしょう。

第2回、第3回は、3年内容が入ってくるので、
その範囲に合わせて、3年内容を仕上げていきます。

第1回から第2回までの期間が短いので、
3年内容の復習と並行して、
1,2年内容をやるのは、かなり厳しいです。

そういう意味でも、
早めに1,2年内容を仕上げていくことが大切です。

第3回はここ数年、天体の最初までが範囲になることが多いです。

それゆえ、天体の復習が意外に甘い生徒がいますが、
入試に天体が本格的な問題として出た年もあるので、
天体の復習は第3回以降、
キチンとやっていくことは必要です。

また、昨年度あたりから、
以前の教科書では扱われていて、
教科書改訂で詳しく扱われなくなった内容

(例えば、浮力が発生する原理)を

理解しておかないとできない問題が出題されるようになっています。

成績上位を目指すなら、
そういった問題ができるかできないかによって点差がつくので、

単に問題が解けるだけでなく、
そういったところまで掘り下げて学習しておくことが大切です。

徳島県の入試理科を突破するために、
上記のような点に注意して、
入試スケジュールに合わせて、
計画的に取り組んでいくようにしましょう。

碩学ゼミナール 理科責任者
川真田 渉

碩学ゼミナール

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