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(4)進学重点校の大学進学実績はなぜ改善できたのか?<その2>

14年08月18日

 

 

 2つ目には、「競争原理」がはたらいたという点が大きいと思います。

 

もちろん、生徒のレベルが上がったために、生徒間の競争意識が高まったという点もあるのですが、

ここで取り上げたいのはまったく違う視点です。

 

1つは、高校ごと、特に進学重点校同士の競争意識です。

 

一昔前では考えられないことですが、

進学重点校は高校ごとに大学合格実績の目標を設定し、

ホームページ等で公表しています。

 

東大◯人とか、国公立大学◯名とか、まるで予備校のホームページと

見違えてしまうような文言が並んでいます。

 

毎年、大学入試が出揃うと、その結果も公表することになりますし、

進学重点校同士で勝った負けたという熱いバトルが展開されています。

 

合格者数だけでなく、センター試験の平均点や、上位者の割合等、

様々な切り口で高校の取り組みが評価され、

都教委が進学重点校の高校ごとの成果をまとめた資料を公開したりします。

 

また、進学重点校として継続して認定されるためのデットラインがあるため、

数値目標に到達できないと進学重点校の指定をはずされてしまう可能性もあります。

 

(実際、青山は2年前に一旦はずされることが決まっていました。

今春合格実績が回復したため、継続することになりましたが・・・)

 

進学重点校は、教員配置や予算面で優遇措置があるため、

この指定をはずされてしまうということは、

高校にとって正に死活問題なのです。

 

そういう事情も含めて、成果が出ていない高校の管理職には、

かなりプレッシャーがかかっているようです。

 

学校ごとに大学入試における数値目標が設定され、競争にさらされるということは、

それまでの都立高校では考えられないことでした。

 

今では、近隣の私立高校に対しての(大学合格実績での)ライバル意識を

露骨に表明している高校もあるほどです。

 

 

2点目は、教師間の競争意識です。

 

進学重点校の教員は原則として公募制になっていて、

都内全域から我こそはという教員が手を挙げて立候補しています。

 

もちろん今までの指導実績も考慮されますし、

小論文の提出が課されると共に、高校ごとに校長が直接面接を行って

最終的に採用を決定しています。

 

大学受験の参考書を執筆している有名な教員や、

大学受験の教科指導・進路指導について、

予備校の講師顔負けの実力を持つ教員がいる高校もあります。

 

全体的には、(生徒指導に関して)意欲の高い教員の割合が

高いことは間違いありません。

 

都立高校の場合、規定で6年間は同じ高校に在籍する場合が多いようですが、

進学重点校の場合、「使えない」と判断されれば、それより短い期間で

他校にとばされるケースもあるようです。

 

高校によって対応は異なるようですが、実力テスト(偏差値の出る全国模試)

の平均点や、生徒のアンケート結果を重視して、教員の処遇を判断している

高校もあります。

 

高校の中で、先生方も競争にさらされているわけです。

このことによる生徒指導に対する緊張感が、進学重点校躍進の

要因の1つになっていることは間違いないでしょう。

 

 

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(文責:GS進学教室 後藤高浩)

株式会社ジー・エス代表取締役

GS進学教室 代表

後藤高浩

八王子市子安町2−1−11

エスポワールサトー2F

TEL:042−656−1851

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