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【難関高校受験生】哲学・思想系課題文に慣れるための推薦図書をランキング【必読】

18年10月11日
高校入試国語:哲学・思想系問題文の出題大全@2018
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【難関高校受験生必読】高校入試国語:哲学・思想系問題文の出題大全@2018

 

哲学・思想系の課題文は、

哲学や思想の営みが、

この世界における本質的な問題を扱う点を考えれば、

今後も全国の高校入試問題で出題されるでしょう。

 

哲学・思想系課題文に慣れるための推薦図書を

ランキング形式で案内したいと思います。

 

受験生だけではなく、

中学1,2年生も読んでおくべき推薦図書です。

 

国語が苦手な人も

国語の力をさらに伸ばしたい人もぜひとも読んでみてください。

 

第1位 〈中学生からの大学講義〉 シリーズ

①何のために「学ぶ」のか
②考える方法
③科学は未来をひらく
④揺らぐ世界
⑤生き抜く力を身につける

 

 

続編

①続・中学生からの大学講義1: 学ぶということ
②続・中学生からの大学講義2: 歴史の読み方
③続・中学からの大学講義3:創造するということ

 

「中学生からの大学講義」シリーズは、

一流の研究者、思想家たちが中学生のために書いてくれた、

とてつもなく贅沢なシリーズです。

 

こんなに良い本が出ているのに何で読まないの?と煽りたいし、

これが分からない人は、

大学行かなくていいよともっと挑発しておきます(笑)。

 

中学三年間をかけて、これを全部読破したら、

かなりの教養が身につくはずです。

 

そして、そんなことよりも、

このシリーズ、ものすごくおもしろいです。

 

大人が読んでも楽しめます。

四の五の言わずに読んでみてくださいね。

 

 

第2位 池田晶子『14歳からの哲学 考えるための教科書』

 

各学校でも推薦図書などに指定されすぎて、

食傷気味でしょうか(笑)。

 

とはいえ、専門用語を一切使わず、

素手ごろで哲学している、

かつレヴェルを落とさず、

分かりやすい本となると、

この本に敵うものは見ていません。

 

本質的な問題に、

自分の頭だけで切り込んでいく大切さを、

夭折した哲学者から学ぶことは重要だと思います。

 

 

第3位 ヨースタイン・ゴルデル『ソフィーの世界』 

 

哲学ファンタジーと称される本ですが、

主人公ソフィーの存在の謎を追いながら、

古代から現代まで西洋哲学史を

網羅的に学ぶことができるものすごい本です。

 

ストーリー自体も秀逸で、哲学的な問いとともに、

存在することの謎を読者に突き付けてきます。

 

14歳以降のすべての人に、

この世界で最も大きな謎を共有させてくれます。

 

哲学・思想の入門書としてもおすすめです。

 

 

第4位 アンソニー・ウェストン『ここからはじまる倫理』

 

銃使用・規制の可否や、妊娠中絶といった

ヘヴィな問題を例にしながら、

 

倫理的に考える、あるいはあるべき議論の仕方を提示する、

かなり実践的な倫理の本です。

 

グループディスカッション等が課される

高校入試、大学入試が増えてきた昨今、

答えのない問題についてどのように議論するかを示す

この本を読んでおくことは、

非常に有益な対策にもなると思います。

 

 

第5位 プラトン『パイドロス』

  

21世紀になっても、みなさんのお考えになることは、

だいたいプラトン、アリストテレスといった

古代の哲学者が既に考えています(暴論、笑)。

 

後に生まれ、21世紀の教育を受けているからといって、

中学生諸君が

プラトン、アリストテレスより賢いわけではないのですよ。

 

プラトン、アリストテレスは、

西洋思想、西洋哲学を牽引してきた古代の哲学者であり、

現在も研究が進んでいます。

 

解釈次第では、もういろいろなことが考えられる知の宝庫であり、

西洋思想・哲学の呪いと言ってもいいかもしれません(笑)。

 

少し背伸びをして本物の哲学書も読んでみましょう。

 

とはいえ、寝転がりながら読むことができる「本物」の哲学書。

 

美と恋と狂気をめぐるソクラテスとパイドロスの対話。

 

後半部では文字言語と音声言語をめぐる議論が展開されます。

 

『メノン』で登場し、『パイドン』で展開されたプラトンの想起説は

本書でもっとも成熟したかたちをとっています。

 

『パイドロス』にかぎらず、プラトンの対話篇はどれもおもしろいですよ。

 

 

哲学博士による都立推薦小論文道場(潜龍舎)

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